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北海道の帯広で教職員によって結成されたアマチュアの写真サークル・帯広フォトサークル5による写真集『現代っ子』。1974年に池田啓介、寺島純哉、福井吉三郎、冨久尾豊、松浦一平の5名で結成され、後に藤川松二が加わって活動。1975年から1981年まで毎年子どもをテーマにした「現代っ子写真展」を開催しており、本書は、その集大成のように発行された写真集です。それぞれ学校の先生をしていることもあり、親密な距離感で写される写真の数々は、学校生活をはじめあそびや習い事といった学外での様子を切り取り、子どもたちの闊達な姿や生き生きとした表情を写し出しています。子どもたちと向き合う教育者としての真摯な姿も感じられます。「日高山脈と大雪山連峰を背景に、きびしい風雪に耐え逞しく育つ帯広っ子の姿。その生活ひとつひとつは真剣である。ものをじっと見つめる輝いた目/にぎりしめる一本一本の指/大地をふみしめる力強い足……。そこにシャッターを押すものの熱い感動がふるえる」。