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本書は、フランスのナント大学文学部教授で、日本文学の批評家であるフィリップ・フォレストが刊行した『Araki enfin. L'homme qui ne vecut que pour aimer』(邦訳:「荒木、つひのはてに 愛するためだけに生きた男」)の日本語訳版。膨大な作品の中から厳選された31点の作品を通して、荒木による「私写真」「私小説」のストーリーを紡ぎます。以下、帯より「荒木は自分の人生を自らひとつの伝説に仕立てあげた。彼の作品は、『私小説』という特異な表現形式にしたがって、ある個人の並外れた物語として展開する。膨大な数の写真が、現代日本が経験した途方もない変動を通して世界の移ろいを映し出す。いっぽうそうした写真の氾濫は、ひとりの人間が愛をめぐる喪失と所有の経験と繰り返し対峙する姿とも結びつく。そして、さまざまなヴァリエーションのうちでつねに女性の裸体がその象徴となるのだ」。