修羅の圏 -Autobiography-（With OBI）

鈴木　清 / Kiyoshi Suzuki

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日本を代表する写真家・鈴木清の写真集『修羅の圏』。生前に刊行された8冊の写真集のうち1冊を除いてはすべて自費出版。商業的・技術的・時間的制約を度外視し、編集・装丁も自身で手掛け、写真集作りに並々ならぬこだわりを持ち続けたアーティスト。回想、夢想、旅、文学等を題材に、卓越したスナップを、緻密で重層的な連なりで編集し、コンセプチュアルな作品を創造。金村修、原美樹子、吉野英理香等現在活躍する著名な写真家を教え子に持ち、教育者としも従事した鈴木清。本書は7作目の作品集で「もう一冊の''流れの歌''」。アジアを旅した作品を発表してきた鈴木が再びルーツである「炭鉱」へと戻り、北上、足尾、鐘ケ淵、常磐を表象として、祖父、父、母、姉妹の回顧と家族と自身の共時性にせまりつつ、自己を見つめ直し自己を探し求めた「鈴木清による鈴木清」。進んでは立ち戻り、組んでは組み直し、創っては壊すという創造プロセスを苦しみ、そして楽しんでいるかのような実験表現に溢れたレイアウト・デザイン。表紙のカリグラフィーは親交の深い巨匠ロバート・フランク。600部限定。帯付。

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＜Condition＞ ジャケット：少スレ、帯少スレ、本体：経年並み