季刊写真映像 6 / The Photo Image 6

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吉村伸哉率いる写真評論社が発行人となり、桑原甲子雄が編集を担った写真誌『季刊写真映像』の第6号。戦後の日本写真の隆盛は、「アサヒカメラ」「カメラ毎日」などの「カメラ雑誌」が支えてきたといっても過言ではなく、写真家が作品を発表する場はカメラ雑誌でした。よって、その他にも日本国内では、多くの素晴らしいカメラ誌が創られており、最も芸術性に富んだものと言えば、この季刊写真映像がひとつあげられると思います。全10号で終わりましたが、この時代に活躍した写真家のほとんどは、本誌で取り上げられており、デザイン・レイアウトのみならず、紙質までひときわハイクオリティーです。本号の表紙を飾るのは、世界に誇るアートディレクター石岡瑛子の「Sight Seeing」。また、「風景」と題された特集では、プロヴォーク・メンバーの高梨豊と中平卓馬が「都市へ」「来たるべき言葉のために」に収録された図版を発表、さらには荒木経惟・辰巳四郎・油谷勝海の共作「方丈記」も素晴らしい一冊です。

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＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ・少イタミ
天・地・小口少ヤケ・少スレ、ページ縁少イタミ