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緊縛写真家として名を馳せた不二秋夫が発行人として刊行していた機関紙『緊美研通信』の第19号。編集部には、ロック・オカルト・前衛美術・民俗学等をモチーフに独自の視点で執筆活動を行う秋田昌美や、「裏窓」や「風俗奇譚」「S&Mコレクター」などにエッセイ・小説を多数発表したSM研究家・濡木痴夢男らが編集を担っていた機関紙です。本号は、モノクロ図版を多数収録した一冊。以下、編集後記より「なんでもかんでもヘアさえ出せばいいのだと信じこんでいるカメラマンたちの作品に対して、私は限りない侮蔑を送りますが、本誌のこのモノクロ緊縛写真におけるヘアの出し方は、まことに自然であり、必然的であり、そこにゆるがせにできない被虐エロチシズムが発酵されています。ここにはエロチシズムがあっても、卑しさがありません。もの欲しげなところのないヘアの出し方が大変よろしい」。