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本書は、イギリスを代表する写真家セシル・ビートンが1954年に上梓したエッセイ集『The Glass of Fashion』の日本語版『ファッションの鏡』(田村隆一訳)。裕福な上流階級に育ったビートンは、生まれ持ったその非凡な才能で、VogueやVanity Fairなどでファッション写真、肖像写真、映画、衣装デザイン等多彩な分野で活躍したアーティスト。そのビートンが、これまでに出会ったココ・シャネル、クリスチャン・ディオール、クリストバル・バレンシアガといった著名デザイナーとの関係を通じて得た「ファッションの真髄」、さらには雑誌編集者・室内装飾家、女優・娼婦などとの関わりを通じて感じた「文化」や「様式」の上に成り立つ「ファッションの本質」などについて綴った一冊。ファッション関係者のバイブルとも評された貴重な作品集です。帯付。