写真装置 #4 風景写真

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日本の写真家・大島洋が編集人として刊行されていた写真雑誌『写真装置』の第4号。今月の特集は「風景写真」で、朝倉俊博「判断中止の眼差あるいは地獄の仕掛け」、伊藤俊治「風のイコノグラフィー」、多木浩二「風景写真の社会学」、藤原新也「風景観」など錚々たる批評家・写真家の面々が風景写真について迫ります。また、写真装置は、毎号アーティストによる写真特集も組まれており、別号では荒木経惟・高梨豊・古屋誠一なども登場しますが、本号は中平卓馬で「写真原点 1981」。アレ・ブレ・ボケの従来の撮影スタイルを忘却して、森山大道が「光と影」という原点に立ち返ったように、中平も対象を明確に捉える標準的な撮影行為「写真原点」に立ち返りました。図版数は24（表紙含む）。これらの一連は、83年に『新たなる凝視 / New Gaze』というタイトルで、作品集としてまとめられています。

＜Related Artists＞ 写真装置
＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少ヨゴレ・縁少イタミ
天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ、縁少イタミ