松川事件 / Matsukawa Incident

伊藤 昭一 / Shoichi Ito

SOLD OUT

Publisher/東京中日新聞

   Published/1961
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/185*260*10
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日本の写真家・伊藤昭一の作品集『松川事件 / Matsukawa Incident』。1934年に樺太で生まれた伊藤は、秋田工業高校を卒業した後、東北パルプ秋田工場で働くアマチュア写真家。20歳の頃よりカメラを始めて以来、土門月例と言われたアルスによる雑誌『カメラ』や、その後の研光社の『フォトアート』における月例写真の常連であったそうで、1960年には「松川事件の周辺」でカメラ芸術報道写真賞の授与も受けています。本書は、その翌年に刊行された作品集で、戦後の「国鉄三大ミステリー事件」のひとつと言われている「松川事件」を取材した作品集です。レールに意図的な細工が施されて列車が脱線。転覆によって、乗務員3名が死亡、そのレールに細工した犯人として、国鉄・東芝より人員整理を受けた人々が被告とされました。しかし、繰り返された裁判の最終判決は「無罪」となり、結果「史上最大の冤罪事件」とも言われ、世の中に多くの問題を突きつけました。作者は、数年来取材を続けた内容を本書でまとめており、土門曰く「写真のリアリズム運動を10年来提唱を続けたみのりがここにある」。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)
<Related Artists> 三留 理男 / Tadao Mitome
<Condition> 本体:カバー少ヤケ、縁少イタミ
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