Revoir

JH Engstrom

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スウェーデンを代表する写真家JH・エングストロームの写真集『Revoir』。かつて何かのインタビューで、大御所ナン・ゴールディンが「素晴らしい作品だが、とても難解だ」そう答えたことがあり、それこそエングストロームの作品集を見た感想でした。初期代表作であり、出世作となった『Trying to Dance』（2003）以降、その難解さはグレードアップしていくのですが、本書は、盟友であるPatric Leo（デザイナー）、Gosta Flemming（パブリッシャー）らから、『Trying to Dance』時のネガを改めて見直すことを依頼され、出版にこぎつけた一冊。最初は、気が乗らなかったエングストロームでしたが、未発表の作品や新たなデザイン・レイアウトの構成を考えていく中で、上述した盟友たちとの共同作業によって、新たな世界観を見出していきました。トータルではエングストロームの雰囲気満載ですが、ページネーションやストーリーの組み立てに、脳を刺激させられるフォトブックです。

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＜Condition＞ 本体：経年並み