幼き衣へ / Childhood Garments

石内 都 / Miyako Ishiuchi

SOLD OUT

Publisher/蒼穹舎

   Published/2016
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/270*220*15
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日本の女性写真家石内都の写真集『幼き衣へ』。町の空気や気配、建物の佇まい、そして人間の匂い。。。三部作『絶唱・横須賀ストーリー』『アパート』『連夜の街』に代表される石内の初期作品群は、「町」や「建物」のランドスケープを通して、目に見えない「人々の営み」を描写し続けるスタイルが中心でした。そんな石内が、対象を「ヒト」「モノ」に移し、被写体との距離感をより縮めて、ヒト・モノの背景や不可視なストーリーを紡ぐきっけとなったのが『1・9・4・7』でした。以降『Mother's』『ひろしま』等接写シリーズの傑作を数々と発表してきましたが、本書の題材は「着物」。江戸後期から昭和初期に子どもの無事成長を願う母親によって、日本各地で作られていたという「百徳着物」。父母の着物の端切れなど様々な布を合わせて作られた着物は、母親の愛情や子どもの無事を願う祈りが込められ、日本の古き良き伝統・文化が垣間みれます。女性らしい繊細な視点と絹織物の描写に長けた石内が、素材のテクスチャー、奥深いカラー、丁寧な刺繍に見られるハンドワーク等を見事に描き写し出しています。
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<Condition> 本体:経年並み
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