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オーストラリアを代表する写真家であるビル・ヘンソンの作品集『Lux et Nox(2008)』。ハイクオリティーな写真集を刊行するロンドンのインディペンデント・パブリッシャー「Stanley Baker」より、『1985』『Particle Mist』『Kindertotenlieder』など近年精力的に作品集を刊行しているビル・ヘンソン。女学生やバレエダンサーのイメージ、男女のヌード、群衆のスナップ、さらにはインテリアやランドスケープを織り交ぜながら、どことなく暗いトーンの中に幻想的かつ魅惑的な様相を醸し出す作風で、現実と非現実が交錯するような独自の世界観にも引き込まれるものがあります。本書は、2002年に今はなきスイスの出版社Scaloより刊行された作品集の新版として2008年に上梓されたものです。上述したヘンソンの魅力が凝縮した代表作のひとつに数えられる一冊。