羅漢たち 横浜寿町ドヤ街の人々

大塚 洋介 / Yosuke Otsuka

SOLD OUT

Publisher/Self-Published(私家版)

   Published/1983
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/149   Size/225*310*20
Google Translate
日本の写真家・大塚洋介の写真集『羅漢たち 横浜寿町ドヤ街の人々』。本書は、文字通り大阪の釜ヶ崎、東京の山谷と並ぶ日本三大ドヤ街と言われた横浜・寿町を舞台にした作品集。1970年代半ば当時40歳、20年以上もの間フリーカメラマンとして活動していた大塚洋介は、仕事を増やしていくことと反比例して、自分の撮りたいテーマからの距離が絶望的に拡がっていく現実に苦しみもがいていました。「人間て何だ」それを撮りたいと思って訪れた寿町。前科者、アル中者、精神異常者など、今まで見てきた世界との違いに圧倒され、最初は興味本位で撮影していたものの、次第に様々な思いに葛藤し、ついには移住して日雇労働者として働き始めます。知られざる人間の姿、経済合理主義がもたらした疲弊など、写真家の多くの思い詰まった本作。しかし最も重要なことは、人間の尊厳であり、大変な重労働下で肉体労働の方々が支えている社会に対する理解であると思います。
<Related Artists> 中島 敏 / Satoshi Nakajima
<Condition> スリップケース:少キズ・少ヨゴレ
本体:経年並み
order

TOP