季刊コンサーンド・シアター・ジャパン 巻1／2号 1970 夏季号 / Concerned Theatre Japan volume one number two summer 1970

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1968年に演出家・劇作家の佐藤信や津野海太郎らによって創設された日本の劇団「演劇センター68」（後の「劇団黒テント」）が発刊していた雑誌『季刊コンサーンド・シアター・ジャパン』の第1巻第2号。当時は「演劇センター68/70」として活動し、70年代前後に数冊出版されており、日本で初めての英文演劇雑誌として話題になり、海外に日本演劇の魅力を伝えることに貢献しました。当時の編集長は、デイヴィッド・グッドマン。アメリカにおける日本文学の教授であり、日本演劇の研究者で、唐十郎の前衛的な活動の紹介や、赤瀬川原平・つげ義春らの紹介英訳も行なっています。本2号では、日本のフォト・ジャーナリストである吉岡攻の「沖縄69−70」の図版や、浮世絵なども挿し込まれ、レッドペーパーなども織り交ぜられた、非常に洒落た装幀となっています。60年代後半から70年代の日本のアングラ・サブカルチャーの様相が凝縮されたような一冊です。

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