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日本の写真家・奥山由之の作品集『Girl(First Edition)』。1991年東京生まれで、現在最も勢いのある若手写真家であり、これまでに上梓してきた写真集『March』『Bacon Ice Cream』『The New Story』(いずれも2015)、『As the Call, So the Echo』『君の住む街』(いずれも2017)、『Los Angeles / San Francisco』『Pocari Sweat』(いずれも2018)も、大変人気を誇っています。本書は、2012年に刊行された奥山のファーストブックにして、出世作となった作品集。以下、本書に寄せた写真家のコメントより『色や音、匂い、温度。安らぎと焦りと。乾き、悲しみ。光と陰。心の浮遊。気持ちの揺らぎ。どこまでも続く、緩やかな憂鬱。思い出せるけど見えない、記憶の記録。確か、こんな感じだった」。映像のような揺れ動く世界観、繰り返されるイメージ、明るくそして暗い、クリアで時に靄がかる図版が、様々な心情を描写しており、現代に生きる若者の多面性と重なります。尚、2019年には復刻版も刊行されていますが、こちらは2012年刊行・初版。