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日本を代表する写真家・荒木経惟の写真集『東京は、秋 -都市のジャーナリズム-(Signed)』。本書は、1984年に刊行された知られざる荒木経惟の名作のひとつ。デザインの異なる改訂版として1992年(筑摩書房)、そして2016年(月曜社)より刊行されていますが、こちらはファースト・初版。70年代初頭に電通を辞めた荒木が、初めから写真をやり直そうと、ペンタックス6×7を三脚につけて、街を彷徨い撮影していた図版を、80年代初頭に荒木自身と妻・陽子が、二人で眺めながら語り合うというフォト・エッセイ。以下帯記載の本文より「捜すとか発見の人なんだ、写真屋さんは。街が表現してる。それをそのままフレーミングにすればいい。美術館に行かなくても美術は街にころがってるし、演劇にいかなくても演劇空間はある。そこで演じればいいんだ、自分が!」。荒木の写真家としての嗅覚と、夫婦のあたたかな愛を感じさせる素晴らしい作品集です。写真家サイン入り。