四国遍路『阿波の巻』『伊予の巻』『土佐の巻』

渡 康正 / Yasumasa Watari

SOLD OUT

Publisher/Self-Published(私家版)

   Published/-
Format/ソフトカバー&ケース   Pages/-   Size/140*205*8
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日本の写真家・渡康正の作品集『四国遍路「阿波の巻」「伊予の巻」「土佐の巻」』。ワークショップ写真学校(森山大道教室)の出身者で、日本大学在籍時には、全日本学生写真連盟のメンバーとして、作品集『ヒロシマ●広島●hirou-shima』の写真掲載写者一覧に、渡の名が記載されています。こちらは、1981年から83年までの間に四国での「お遍路」の旅路で撮影されたと思われる図版で構成されており、ポストカードサイズのペーパーにプリントされた写真10枚前後が収録されています。陰影を効かせたモノクロに見応えがあり、中には森山大道もオマージュとして、イミテーションを創作している安井仲治の名作「犬」の類似作もあり、檻から寂しげな表情をのぞかせる犬の姿が印象的です。旅路で出会った人々のポートレートのほか、叙情的なランドスケープ、土俗的な要素満載のスティルライフなど、内藤正敏らに通ずる「民俗性」を多分に感じさせます。「伊予」のみ10図版で、「阿波」「土佐」はともに11図版ずつ収録。お札のようなイメージの封筒も面白く、70~80年代の作品らしい私的なドキュメンタリーです。
<Related Artists> 全日本学生写真連盟 / All Japan Students Photographers Association土田 ヒロミ / Hiromi Tsuchida
<Condition> ケース:少ヨゴレ、本体:経年並み
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