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数々の名だたる写真家・写真評論家及び教育者らを輩出してきた東京綜合写真専門学校。1970年代前半は、重森弘淹の呼びかけで、桑原甲子雄が編集を担った『写真批評』という批評誌を発刊、さらには講師であった秋山忠右らが監修を行った生徒によるゼミ活動の延長で『沖縄』をモチーフにした写真集も複数刊行していました。以上のように「印刷物」の発刊を積極的に行い始めたこの時代に、同じくして生まれた作品集が本書になります。須藤昌人や田口芳正ら後にプロフェッショナルで活躍する写真家ら、38名の生徒が参加しています。アバンギャルドなヌードや、プロヴォーク・テイストなモノクロ、さらにはドキュメンタリー・チックなポートレートまで、日本写真のいち時代を築いた70年代に生まれたユニークな一冊です。