Entre Os Olhos,O Deserto

Miguel Rio Branco

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ブラジルの写真家ミゲル・リオ-ブランコの写真集（英訳：Between The Eyes, The Desert）。現在は、マグナム・フォトの特派員としても活躍し、日本では、2008年に写真家森山大道との写真展「共鳴する静かな眼差し」でも話題になったブランコ。悲惨、残酷、醜悪の中に見る人間の本能や生命力。カオスや矛盾の中に宿る美を見出だそうとするブランコの写真は、刺激的・官能的で、コンポジションやカラー配色等欧米の写真家には見られない独自の雰囲気を持っています。本書は、広大な砂漠・自然と人間の目のポートレートとの対比を中心に構成された作品。大自然と人間、スケールは異なれど、無限に広がる砂漠のように人間の目にも無限の可能性が潜んでいると訴えかけられているように感じます。2/3が見開きのページで2面・3面・4面に様々な見方を楽しめる多面性に富んだ装幀。CDサイズのコンパクトな体裁ながら、力強いメッセージを感じる内容で、「小」の体裁に、あえて凝縮した「大」の図版を取り入れたコンセプトも興味深く、ブランコらしさが感じられます。

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＜Condition＞ 本体：天少キズ、その他経年並み、CD付属