トンボー・トウキョー / Tombeau Tokyo

荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki

¥4,400(¥4,000 + tax)

Publisher/スイッチ・パブリッシング

   Published/2016
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/190*243*13
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戦後日本を代表する写真家・荒木経惟の作品集。「公」を「記録」する写真から「私」を「記録」する写真へ。この「私写真」という言葉に代表される写真家のひとりが、現在高い人気を誇る深瀬昌久。当時妻であった洋子が、「結局、私・洋子というフィルターを通してカメラに収めているのは深瀬昌久自身であった」と語っていたように、私的な心情とまなざしによる、プライベートで時にフィクショナルなストーリー。これは、スタイルは違えでも荒木経惟とも通じる要素であり、1971年に自費出版で刊行した、妻・陽子との新婚旅行を綴った『センチメンタルな旅』がその幕開けとなりました。以来、自身の日常を、自身の心と眼差しから収め、時には「架空」「偽」の世界をも創出する「私小説」ならぬ「私写真」。本書は、2016年にパリのギメ東洋美術館で行われたエキシビジョンでお披露目された(当時の)新作が収録されており、東京を見下ろしたビルの光景が、まるで墓石(トンボー)のようであるという荒木ならではの独特のセンスのもとに、東京の「過去」と「未来」が描写された作品集。緊縛・人妻・性・静物・人形オブジェ・空など、近年の荒木のモチーフが詰まった一冊です。
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<Condition> ジャケット・本体:経年並み
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