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国際的な注目を集める日本の女性写真家、志賀理江子の写真集『ヒューマン・スプリング / Human Spring』。1980年生まれ。2000年に東京工芸大学写真学科を中退後に渡英し、2004年にロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを卒業。2007年に発行した2冊の写真集『CANARY』『Lilly』で第33回木村伊兵衛写真賞を受賞。その後、2009年にICPインフィニティアワード新人賞、2012年に第28回東川賞新人作家賞を受賞しています。国内外で展覧会に参加していますが、2019年の春には東京都写真美術館にて新作を発表した「ヒューマン・スプリング」展を開催。本書は、その「ヒューマン・スプリング」展の図録です。「彼は、春そのものだった」と志賀がテキストを寄せていますが、本書の図版ページの左ページは、顔を赤く塗った男性の写真で構成されており、右ページには異なる作品が展開。インスタレーションで構成された展示会場のダイナミズムを大胆なレイアウトに落とし込んだのは森大志郎。