いつか見た風景(First Edition)

北井 一夫 / Kazuo Kitai

SOLD OUT

Publisher/蒼穹舎

   Published/1990
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/-   Size/225*265*20
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戦後日本を代表する写真家・北井一夫の作品集『いつか見た風景』。北井の初期活動は「ルポルタージュ」をベースとしており、横須賀の原子力潜水艦寄港反対闘争を記録し、私家版で刊行した写真集『抵抗』(1965)、そして新東京国際(成田)空港建設反対闘争を収めた『三里塚』(1971)が、初期代表作としてあげられます。しかし、沖縄で比嘉康雄や平良孝七らが次第に「闘争」から距離をおき、沖縄の「内部」へと視線を見つめ直していったように、北井も「戦い」から離れていき、日本全国へと旅立ちます。そこで、高度経済成長の裏側で、置き去り忘れ去られつつある田舎の人々の営みへに注目し、それは北井第2期の代表作『村へ』と結実、ここから「作家」としての活動がスタートしていきました。本書は、北井が作家活動へと傾倒していくきっかけとなる70年代前半に、全国津々浦々を旅した際に撮影された図版から選りすぐられた32の図版が収録されており、巻末には写真家本人によるテキストも掲載されています。編集は大田通貴と長谷川明。1990年刊行・初版。750部限定。
<Related Artists> 北井 一夫 / Kazuo Kitai
<Condition> ケース:薄テープ跡、本体:カバー少スレ
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