猪熊弦一郎回顧展 / A Retrospective Exhibition of Genichiro Inokuma
猪熊 弦一郎 / Genichiro Inokuma
SOLD OUT
Publisher/丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
Published/2003
Format/ハードカバー Pages/147 Size/215*298*15
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20世紀を代表する日本人画家のひとり、猪熊弦一郎。1902年に香川県に生まれ、東京美術学校で藤島武二に師事し西洋画を学び、学生時代から帝国美術院展に入選するなど若くしてその才能が認められてきましたが、古い体質の帝展のあり方とは異なる立場をとり、1936年に新制作派協会(現・新制作協会)を結成、モダニストとして注目を集めた猪熊弦一郎。その後、パリやニューヨーク、ハワイと活動の拠点を移しながら制作を続けました。1991年には丸亀市に猪熊弦一郎現代美術館が開館し、その後1993年に亡くなっています。写真家の大倉舜二やホンマタカシが、猪熊のコレクション(おもちゃや民芸品など)を撮影した本を創っていますが、その死後も様々なインスピレーションを与える存在ともいえます。本書は、猪熊の生誕100周年を記念し、猪熊弦一郎現代美術館で行われた展覧会の図録です。初期から晩年までの作品を集めており、時代ごとの作風の変遷を眺めることができるほか、猪熊のコレクションの一部も掲載されています。