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静謐で詩的、また卓越したプリント技術をもって、日本でも大変人気の高いイギリスの写真家マイケル・ケンナの作品集『In Hokkaido(First Edition)』。本書は、2009年に北海道釧路芸術会館にて開催されたエキシビジョンに際し刊行された写真集。巻末の森山大道のあとがきがこの写真集のすべてを物語っています。「マイケル氏が感応した北海道の地は、われわれ日本人には持ちえない視線によって、全く新たな風土としてその姿を現しているといってもいい。(中略)自然のままで純粋で、汚されていない世界が定着されているように思えてくる。つまり北海道は、マイケル・ケンナ氏という一人の異国の写真家によって、新たなる’もう一つの風土’を獲得したのだと思う」。2016年に改訂新版も刊行されていますが、こちらは2009年・初版。