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日本の写真家・柳澤一郎の作品集『たば風に向かいて』。1929年福井県生まれ、小学校教諭を経て、中日新聞福井市局の記者となって写真を始め、1963年にはフリーカメラマンとして独立。以降は、朝日新聞の「カメラ風土記」の連載を行なったり、NHKの契約カメラマンとしても活動しています。日本海沿岸を舞台に撮影されたドキュメンタリーの名著、濱谷浩の『裏日本』、及び岩宮武二の『佐渡』を自身の写真の原点として、濱谷が裏日本の冒頭で綴った「人間が人間を理解するために。日本人が日本人を理解するために」の一文を胸に、自身も若狭・越前の歴史・文化・風俗をカメラに収め続けてきました。その一連がまとめられたのが1979年に刊行された本作になります。落款入り。