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アメリカを代表する写真家ダニー・ライアンの作品集『Conversations with the dead』。学生時代に撮影・創作した公民権運動のドキュメント『The Movement』や、自らもメンバーとなってバイクライダーを追った『The Bikeriders』、街の歴史と未来に向けたドキュメンタリー『The Destruction of Lower Manhattan』など、写真史に名を残す数々の名著を残してきたダニー・ライアン。その他家族との絆を綴ったファミリー・アルバムなども含めて、自筆のテキストやイラストも交えてユニークな「写真集」を創作し続けている点もライアンの魅力のひとつです。本書は、ライアン初期代表作のひとつで、テキサスの刑務所に属する囚人たちを追ったドキュメンタリー。邦訳「死者との対話」の「死者」、これは「受刑=生ける死(Living Death)」を意味しているようで、中には終身刑を言い渡されている人も含まれているようですが、ライアンは彼らの「生きる証」をカメラに収めています。1971年刊行・ソフトカバー版。(The Book of 101 Books / Andrew Roth掲載)