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日本のファッションブランド「ミナペルホネン / mina perhonen」のシーズンブック『紋黄蝶』。2007年からシーズンごとに発行されており、様々な写真家がこれまで起用され、ブランドの世界観を体現するような写真集となっています。これまでに上田義彦や鈴木理策、長島有里枝、久家靖秀、松原博子、戎康友、平野太呂らが写真を手がけており、ブックデザインも菊地敦己や大原大次郎、KIGI、北川一成など錚々たる顔ぶれで、写真とデザインの蜜月が楽しめる内容です。本書は、2014年の春夏シーズンの1冊。写真は様々なメディアで活躍する一方、写真集や個展を通じて自身の作品を発表している市橋織江が担当。市橋は付属する映像の撮影も担当し、モデルとしても登場するバンド「クラムボン」の原田郁子が音楽をつけています。海沿いの街でののどかな暮らしを切り取ったかのような内容になっており、その穏やかな時間や光景に、ブランドの特徴でもあるテキスタイルの雰囲気もマッチし、市橋も自然光による透明感あふれる写真で、この穏やかな空気感をとらえています。