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共立女子短期大学で教鞭をとり、ストリート・ファッションの定点観測に基づく若者文化、色彩、生活デザインの研究を行っている渡辺明日香による著書『東京ファッションクロニクル』。本書は、“ストリート・ファッション70年史”と帯にあるように、50年代から2010年代までの東京の若者たちのファッションの変遷をまとめたもので、みゆき族やアイビー、竹の子族、カラス族、ワンレン・ボディコン、渋カジ、ギャル、裏原系、ノームコアなどをキーワードに、それぞれの時代の流行をはじめ社会現象にまでなった若者たちのスタイルを取り上げています。当時の若者たちのスナップもふんだんに掲載され、そのスタイルとともに紹介。巻末には「モノ・モノグラフィー」といったファッションアイテムの紹介やファッションの変遷をまとめた年表も付属。世界のモード史とパラレルに展開される東京オリジナルのストリート・ファッションの数々。そうした戦後のファッションを社会学的に通観することができる1冊です。