100万人のよる伝説

伴田　良輔 / Ryosuke Handa

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日本の美術家、作家、写真家である伴田良輔による作品集『100万人のよる伝説』。1954年生まれ。1986年に書籍『独身者の科学』でデビュー。以後、評論活動を主軸としながら、美術家／写真家としても従来のジャンルにとらわれない幅広い領域を横断する表現活動を行っている伴田良輔。女性の身体に焦点をあてた写真集も多数出版しており、詩人・谷川俊太郎とともに出した『mamma』などがあります。本書は、昭和31年（1956）から41年（1966）まで、大人の夜の娯楽雑誌として発行されていた月刊誌『100万人のよる』を紹介した作品集。発行された125冊の中から誌面を抜粋して取り上げている本書ですが、グラビアやゴシップ、コミックなどの誌面の複写を大胆にトリミングしながら掲載しており、そのヴィジュアルを楽しむような構成になっています。性科学的な記事もデザインやイラストが面白く、伴田もまたそのセンスを「ダダも未来派も真っ青、マックス・エルンストも嫉妬」と賞しています。

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＜Condition＞ 本体：経年並み