佐渡ヶ島(角川写真文庫)

岩宮 武二 / Takeji Iwamiya

SOLD OUT

Publisher/角川書店

   Published/1956
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/130*183*5
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戦後日本を代表する写真家・岩宮武二の作品集『佐渡ヶ島(角川写真文庫)』。島根県米子市に生まれ、隠岐の島を見て育った岩宮が、同じように佐渡の島にエレジーを覚え、佐渡を想い、島恋の心をはぐくむようになったのが1950年代。1954年以来数回ほど佐渡を訪れ、その作品は1962年そして朝日ソノラマから1977年に作品集として発表されています。しかし、以外に知られておりませんが、岩宮の佐渡の処女作はこの角川写真文庫シリーズの34で、1956年に刊行されたこちらになります。写真集『心触風景』で知られ、岩宮を師事した杉野安も岩宮の背中を追うように佐渡に渡っていますが、なぜそこまで佐渡に惹かれたのか。その思いは1962年及び77年の作品集内で触れられています。以下抜粋「絶海の孤島感。流人人夫の悲史、安寿・厨房子王の哀話。佐渡おけさの哀調。それぞれがもつエレジーは、みなきわだって印象深く、ときには魅力的でさえあった。ちょうど湧き出る水が、砂地に浸み広がっていくように、島恋いの思いは、齢とともに、つのっていくばかりだった」。
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<Condition> ジャケット:少ヤケ・少スレ・少ヨゴレ
本体:天・地・小口少ヤケ
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