閉山日記

佐野 聖光 / Seikoh Sano

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Publisher/Self-Published(私家版)

   Published/1976
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/250*265*25
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日本の写真家・佐野聖光の写真集『閉山日記』。1963年に赤坂スタジオに入社し、その後、1967年に写真家・八木源二郎に師事した佐野聖光。本書は、日本の代表的な鉱山として知られる足尾鉱山の閉山を追ったドキュメント。銅山の枯渇化や鉱石の輸入などにより産業は細り、1972年11月1日に閉山が通告され、1973年に閉山された足尾鉱山。人気がなくなり荒れてしまった労働者たちの住宅などを写した「あれから三年」から始まり、閉山式の日、労働組合解散の日、ありし日の鉱山の様子、散り散りになっていく労働者たちの足尾での生活の様子、そして閉山へ至る資料の複写などで構成されています。土埃に覆われ生き生きとした労働者たちが、作業着を脱ぎ、再出発へと向かう姿にドラマを感じますが、時代に翻弄される労働者たちの複雑な表情を丁寧に切り取っています。木村伊兵衛写真賞候補(その年は平良孝七の『パイヌカジ』が受賞し、候補だった土田ヒロミの『俗神』とともに受賞ならず)にも挙げられた、知られざる名作のひとつです。
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<Condition> ジャケット:少ヨゴレ・少イタミ
本体:天・地・小口少シミ、ページ余白少シミ
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