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写真とエッセイ及び詩をベースに、1968年11月に創刊された同人誌『プロヴォーク / Provoke』。メンバーは、多木浩二(評論家)・中平卓馬(写真家・批評家)・高梨豊(写真家)・岡田隆彦(詩人)の4名でスタートして、第2号より森山大道も参加しています。同人誌としては3号まで刊行、その後総括集的に発表した「まずたしからしさの世界をすてろ」(1970)を最後に解散した伝説の同人グループ。多木・中平という「言葉」をベースとした2名を中核としているところもユニークで、ヴィジュアル・テキスト(写真と言語)の双方向から「挑発的な思想」を唱え続けていました。リアリズムやドキュメントのような「公」的記録ではなく、「私」的なアプローチから「写真とはなにか」「映像とはなにか」「言葉とはなにか」と問い続けたプロヴォーク。その映像的・言語的表現は、写真関係のみならず、美術・芸術等様々な側面から評価されています。こちらは、全3号完全復刻版で本文中のテキストの英中翻訳・別冊を加えた待望の一冊。