海賊の島 塩飽諸島

写真集団さぬき

SOLD OUT

Publisher/Self-Published(私家版)

   Published/1973
Format/ソフトカバー   Pages/154   Size/205*222*13
Google Translate
1973年に丸亀を拠点に活動する「写真集団さぬき」によって撮影・発行された写真集『海賊の島 塩飽諸島』。瀬戸内海のほぼ中央に散財する大小28の島々で構成される塩飽諸島。「はげしい潮流と狭い備讃海峡の中で、塩飽の人々は必然的に高度な造船技術と航海技術が要求され、発達するようになった」(本書より)。ここでいう海賊とは、「海に生活の場を求めた勇気ある男たちのことであり、水軍、船頭を含めた意味」で、戦国時代には信長や秀吉の戦で暗躍したそうです。本書は、この島々の上に架かる瀬戸大橋の着工の年に発行されていますが、公害や過疎といった背景も折り重なり、変化する島の暮らしを題材に、その文化や風俗を記録したもの。冠婚葬祭から祭りなどの写真の数々と、島の慣習、民話などの聞き書きなど、丁寧なフィールドワークの賜物とも言える記録とともに、対岸にそびえる工業地帯の煙突、海に漂う魚の死骸やゴミなど、社会的な問題までをも視野に入れ、単なる記録に留まらない社会性をもたせた作りになっています。
<Related Artists> 緑川 洋一 / Yoichi Midorikawa
<Condition> 本体:カバー少ヤケ・少スレ、天少ヤケ・少シミ
ページ余白少シミ、その他経年並み ※レターパックでの配送可
order

TOP