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日本の写真家・小林基行の写真集。1992年に湾岸戦争の帰還兵とファッションモデルたちの六本木のドキュメント作品で、「parco promising photographers」に選出。2008年からは本名の小林幹幸として活動しており、2013年に映画『東京シャッターガール』で初監督も務めています。本書は、新潮社のシリーズ「フォト・ミュゼ」の1冊で、90年代のファッション誌などで活躍したモデルたちを被写体にした写真集です。KAZUMA(現在は俳優の鈴木一馬)、ユアン、りょう、桜田宗久など、当時を知っている方には懐かしい面々が登場し、プライベートな雰囲気のドキュメントになっています。モデルたちとの緊密な距離感から様々な表情を引き出す一方で、ナイフを手にしたり、ライターの火を灯したりなど暴力的なイメージや、また、お店や部屋での悪ふざけがあったりし、ファッションという時代を投影した文化においても、バブル景気後で阪神淡路大震災やサリン事件といった不安な世相が影響しているのかもしれません。