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アメリカ女性写真家の先駆者であるベレニス・アボットの写真集。パリでマン・レイのアシスタントとして写真を学び、その後晩年のウジューヌ・アジェに出会い彼の写真に心酔して、一部のプリント・ネガを購入、アジェを世界的に紹介した貴重な人物です。自身の作品としては、1930年代の工業化が進み、変わりゆくニューヨークの姿を8年の歳月をかけて撮影した「Changing New York」は、現在も再版され続けている名作です。本書は、アボットのキャリアを総括した作品集で、ジャン・コクトーやマルセル・デュシャンなどパリ時代に撮影したアーティストのポートレート、Changing New Yorkシリーズ、アボット自ら器材を改良して実験的な写真に取り組んだ’サイエンス’シリーズで構成されています。