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本書は、元暴走族の一員で、現在は数々の暴走族の取材や雑誌の連載、テレビ等のアドバイザーなどで活躍する吉野量哉の監修による写真集『平成烈士2010 Premium族 写真集』。『実話マッドマックス』(2006年4月〜2010年7月号)に掲載された連載企画『暴走族(実話)フォトルポルタージュ』を追加・修正のうえ、再構成されたものとなっており、全国の暴走族メンバーの紹介、ポートレート・バイク・ロゴステッカーなどが収録されています。巻末の吉野のあとがきが興味深いのですが、吉野から見ると「少年たちは必死で生きる場所を探して、懸命に生きている。そこでしか生きられない連中もいるし、光のあたらない青春もある。無気力な『引き籠り』や『ニート』に比べたら、アウトローの彼らの方がよっぽど必死であるし、人間的。昨今の経済状況に反して、お金もかけている。そんな彼らを応援する気も反対する気もないけど。。」と綴りながら、親心のように彼らの背中を押し上げているのかもしれません。。