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アイルランドの写真家、ウォリー・キャシディの写真集『The Other Half Lives』。1968年にイギリスで生まれ、幼少期に両親の祖国であるアイルランド・ダブリンへ移住。16歳の時に肉屋で仕事を始めるも、蝶タイをつけるのがいやで仕事を辞めてしまったそうです(写真からもわかるようにキャシディはパンクな青年だったからと思われます)。80年代の終わりから写真を始め、写真集『Dubliners』で知られるアイルランドの写真家トニー・オシェアやエリオット・アーウィットにも惹かれたそうですが、キャシディに影響を与え、また写真を始めるきっかけを作ったのはPodge O'farrellなる写真家だったとのことです。本書は、キャシディの1st写真集となり、街中のパンクスからデモなどの政治的な運動、そしてローカルなホースショーなど、1989年から1993年のダブリンを写し出した一冊。鋲付きの革ジャンにモヒカンといったパンクスたちの姿が抜群にかっこいいです。アイルランド出身の写真家であるトム・ウッドとはまた異なる視点で、街を写し出したストリート・フォトグラファーです。