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2016年に亡くなったイギリスのミュージシャン、デヴィッド・ボウイ。60年代から活動し、『ジギー・スターダスト』『レッツ・ダンス』などの名盤を世に送り出してきたボウイ。日本では大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』への出演などでも知られています。本書は、ロンドンのビクトリア&アルバート美術館ではじまり、全世界を巡回している回顧展『David Bowie is』の図録です。日本でも2017年に開催され盛況だった同展ですが、ボウイの若き日の姿から、レコード・ジャケットの原画、日本人デザイナー山本寛斎が手がけたステージ衣装、出演映画のスチール、直筆歌詞、そして愛用品など、ボウイをめぐる様々な資料やテキストで構成されています。ボウイのポートレートといえば日本人写真家、鋤田正義が有名ですが、鋤田の写真も多数掲載されており、テキストはカミール・パーリアやジョン・サヴェージといったイギリスを代表するライターが手がけています。その死後も色褪せることなく、存在感を発揮するデヴィッド・ボウイのすべてが詰まった1冊です。2017年刊行・日本語版・第2刷(復刻版)。