water fruit -kishin SHINOYAMA + kanako HIGUCHI

篠山 紀信 / Kishin Shinoyama

SOLD OUT

Publisher/朝日出版社

   Published/1991
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/240*310*10
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日本の写真家・篠山紀信の写真集。多くの写真家が、悩めどなかなかなし得ることが難しい「コマーシャル」と「アート」の創作活動の両立。おそらくは戦後日本写真界の中で、もっともその類で成功した写真家の1人と言えるのが篠山紀信でしょう。栗山千明らによるチャイドル写真やグラビア・ヌードが一般的には有名ですが、初期の70年代には『オレレ・オララ』(1971)、『家』(1975)、『晴れた日』(1975)など、アート写真界でも名作と評される作品も多数残しています。本書は、1991年に発行となった女優・樋口可南子の写真集。90年代のヘアヌード・ブームの嚆矢となった1冊で、後に同じく篠山が撮り下ろした宮沢りえの『サンタフェ』へと続きます(いずれもアートディレクションは井上嗣也)。笑顔はほぼなく、物憂げな表情を浮かべ、花々の前でポートレートに収まる冒頭の樋口が、はだけた浴衣で布団に横たわり、コケティッシュな雰囲気に変貌していく様に、樋口の女優としての確かさと、また、エロスと美が交錯するような瞬間を感じます。くわえタバコも決まっています。
<Related Artists> 篠山 紀信 / Kishin Shinoyama
<Condition> ジャケット:少スレ・少ヨゴレ、帯少イタミ
本体:経年並み
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