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日本の写真家・嶋行比古の写真集『無花果の木の下で / Portrait of a Scene』。大学を中退してカメラ屋で働きながら独学で写真を学び、その後博報堂写真部に移り、コマーシャル写真でキャリアを積んだ後、25歳の時に独立。ファッション写真の世界を目指して単身パリに渡り、オーディションからはい上がって、花形雑誌『Marie Claire』で活躍。以降は、ニューヨークにも移住して『The New Yorker』『Vanity Fair』などで活動しながら、コマーシャルの業務を行い、さらにはアルゼンチンの殿堂入り女子テニスプレーヤーで、その美貌からモデルとしても活躍していたガブリエラ・・サバティーニの専属写真家も経験しています。本書は、1998年に刊行された作品集で、パリに渡ってからの70年代から90年代までに撮影された図版で構成されています。ダークトーンで統一された奥深く美しいモノクロの数々に魅了される一冊です。(輸送箱欠)