ヒロシマ・1960 / Hiroshima・1960

永田　登三 / Tozo Nagata

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日本の写真家、永田登三による写真集『ヒロシマ・1960 / Hiroshima・1960』。毎日新聞大坂本社に勤務しながら、「プロカメラマンが手をつけないので見るに見かねて素人の私がカメラを手にし」、休みの日に広島へと通った永田。本書は、広島の被爆者たちの生活の記録をまとめた1冊。「あのときから15年たった今日その傷は癒やされるどころか、ある女教師ある会社員ある漁夫ある老婆たちの身体の内側にひろがっていったのである。しかも、かれらはそれぞれ日常のなかで、孤独にその傷口と対じしてきた」（背表紙より）。様々な障害を抱えながらも仕事をし、家族を築く人、一方で症状によって仕事もできずに困窮する人など、状況に違いこそあれ、被爆という事実とともに生きることを余儀なくされた8組の被爆者の日常が紹介されています。素人と自称しながらも、そうとは感じせない技量と被写体の何気無い表情を巧みに映し出しています。（The Japanese Photobook 1912–1990 収録）

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＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少シミ・少ヨゴレ・縁少イタミ
天・地・小口少ヤケ、綴じ補修跡
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