六ヶ所村

馬場　仁 / Hitoshi Baba

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日本の写真家、馬場仁の写真集『六ケ所村』。1948年生まれ。東京綜合写真専門学校を中退し、フジテレビ写真室や社会教養部契約カメラマンを経てフリーとして活動した馬場。本書の発行元であるJPU出版は、馬場も所属していたジャーナリスティック・フォトグラファー・ユニオンという写真事務所が母体となっており、この事務所には桜井保秋、島田興生、角田武、千葉安明、出口勝、宮松宏至、本橋成一らが参加しています。本書は、政府による開発を巡り反対運動が起こった青森県六ケ所村へと通い、その動向とともに、住民たちの様子をドキュメント。1972年から1980年までの8年間、仕事の合間に夜行で向かった六ケ所村。20代前半であった馬場は、この状況のどこに焦点を当てるべきかを悩みながら、フォト・ジャーナリズムの道を模索しているのが、滞在記的に掲載されている馬場の手記からもうかがい知れます。反対運動が下火になり、開発が進む中で、村も人も変わりゆく様子を（また変わらずにいる様子も）、長期取材を通して明らかにしています。

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＜Condition＞ 本体：経年並み
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