光文社闘争 -'70年カッパ争議の中間総総括《写真版》

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Publisher/光文社労働組合

   Published/1970
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/183*258*5
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1970年に出版社「光文社」の労働者(組合員)がストライキやデモを行った「光文社闘争」。本書は、その闘争の中間報告を兼ねた写真集です。光文社の経営者の豪華な別荘が社費でまかなわれたことに端を発し、「光文社における会社(財産)の私物化とそこで働く人間の私物化」を打破するために起こった闘争ですが、組合員は無期限ストライキ、デモ、集会を行い「大衆団交」を要求するも、会社側は警察(そして暴力団)とともに対応。そうした様子を組合の記録係が撮影し、まとめています。同時期には大学闘争も盛んで、北井一夫、渡辺眸といった写真家が数多くの激しい闘争の現場を残していますが、本書では衝突の現場というよりも活動の記録的な側面が強くなっており、それがこの手の写真集の中でも異質な印象がします。「この小さな写真集は、光文社闘争史のプロローグにすぎない」と冒頭に記されていますが、実際には1977年まで争議は続いています。三里塚闘争や大学闘争などと同時代におきた闘争のドキュメントとして貴重な1冊です。
<Related Artists> 北井 一夫 / Kazuo Kitai
福島 菊次郎 / Kikujiro Fukushima
<Condition> 本体:カバー少スレ・縁少イタミ、その他経年並み
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