季刊写真映像 2 / The Photo Image 2

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1969年に写真評論社より発行となった『季刊写真映像 2 / The Photo Image 2』。細江英公の同級生であり、森山大道の『写真よさようなら』でもお馴染みの吉村伸哉が発行人となり、当時評論活動が主体で後に写真家としても名を轟かす桑原甲子雄や、カメラ毎日でも編集を務めた笹谷みつ子らと共同編集という形式で刊行されていた70年代を代表する写真誌で、第10号まで創作されました。本号は、特集として深瀬昌久（作品「兇」）、東松照明（作品「学園の荒廃」）、瑛九（遺作集「フォトデッサン」）の3名がいずれも豊富な図版とともに紹介されているほか、栗原達男が撮影した「アウシュヴィッツの記録」や柳沢信の「13小節のブルース」といった良作が掲載されています。またエッセイとして金坂健二や細江英公、岡田晋などが寄稿しており、「クォータリィ・コラム」として写真評論家・津田新一による作品批評、評論家・斎藤竜鳳による映画評論（ゴダールの『中国女』）、そして今野勉によるテレビ批評、アート・ディレクターの中井幸一による広告写真論といったそれぞれの時評も読み応えがあります。

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＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少ヨゴレ・少イタミ
天・小口少ヤケ・少ヨゴレ、ページ縁少イタミ