断層 -筑豊、この滅びざるもの-

中山 陽 / Akira Nakayama

SOLD OUT

Publisher/創思社出版

   Published/1978
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/183   Size/220*315*28
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日本の写真家・中山陽(あきら)の写真集『断層 -筑豊、この滅びざるもの-』。1927年福岡県生まれで、戦後地元の医大を卒業して、1954年に田川で開業。ほぼ同時期に写真制作・創作活動も始めたという中山陽。それ以来20年近くもの間「断層」のテーマのもとに撮りためた作品のモチーフは「筑豊」。言わずとしれた日本最大の炭鉱の街であり、巨匠土門拳がその経済成長の裏にある過酷な生活の実情を写し出した『筑豊のこどもたち(1960)』が生まれた地でもあります。中山は、田川の児童相談所の嘱託医の時代に、同所を訪れ子どもたちと接し、そして写真を撮る土門拳の姿を間近で見ていたそうです。地元で生きる人間の使命を果たすかのごとく、50年代〜70年代の筑豊炭田の栄枯盛衰の一連をカメラに収めてきた中山陽。この炭鉱シリーズがRKB毎日のテレビで放送されたことを機に、東京の出版社より本にしたいという申し出を得て、処女作として刊行された作品集です。第2刷。
<Related Artists> 鈴木 清 / Kiyoshi Suzuki
<Condition> ケース:少スレ・少キズ・縁一部破損
本体:背ヤケ、天・地・小口少シミ、その他経年並み
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