Google Translate
日本の建築家、藏田周忠(1895-1966)の著書『欧州都市の近代相 / Modern Dimensions of European Cities』。藏田の略歴を見ると、建築事務所に勤務後、1920年早稲田大学工学部建築学科選科に入学し、翌年卒業、その後は建築事務所の技師に。1930年に渡欧し、ドイツで建築・デザインの研究をし、1年後に帰国すると自身の事務所を開設。甲府市庁舎や山口市庁舎、杉並公民館などを手がけています。本書は、1932年に発行されたもので、そのはしがきで「詳しく内容を説明した言い方をすれば、『ドイツ都市に於ける近代建築の諸相』とでもいふのがふさわしい」と記していますが、ベルリンをはじめドイツの各都市、デッサウ時代のバウハウス、イタリアやウィーン、パリ、オランダを巡っており、各都市での建築的な考察をはじめ見聞記的な内容です。巻頭にはバウハウスの建築家グロピウスやミース・ファン・デル・ローエらが設計した建築の写真図版を掲載。昭和初期の近代建築の資料としても貴重な1冊です。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)