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雑誌『メンズ・クラブ』の別冊として1978年に発行された『スニーカー・カタログ』。編集後記に「スニーカーという名の運動靴。ときにはアスレチック・シューズと呼ぶこともありますが、とにかくこのスニーカーがいますごい人気です」とあるように、今では当たり前に使われるスニーカーという言葉が若い人たちの間で一般化し始めた頃のようで、そのラインナップも豊富になってきたことが本書の背景にはあるようです。「バスケット」「テニス」「デッキ」「ランニング」「トレーニング」「スケートボード」「カジュアル」にカテゴリーが別れており、コンバースの「オールスター」(チャックテイラー)、アディダスの「スタンスミス」(もちろんフランス製)、そしてナイキの「ワッフル・トレーナー」など、現在も名作として語られるスニーカーが紹介されています。アメカジのバイブルとも言える『MADE IN USAカタログ』が発行されたのが1975年で、体裁も含め本書も似た雰囲気がありますが、メジャーからマイナーブランドまで当時のスニーカーを網羅的に紹介した資料価値のある1冊です。