股間の風景 / Landscape Between the Legs

安井　豊彦 / Toyohiko Yasui

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日本の写真家・安井豊彦の写真集『股間の風景 / Landscape Between the Legs』。写真集としての刊行数は少ないもの、60年代より現在まで精力的に活動を続ける安井豊彦。60年代〜70年代に、有名無名問わず数々の写真家を発掘しては作品を発表してきた写真誌で、吉村伸哉率いる写真評論社より出版されていた『季刊写真映像』でも、いくつかの作品が紹介されています。代表作は「森山大道が、森山大道でなかったら、オレが森山大道になっただろう」というテーマで作品「真昼」を発表し、後に写真集として上梓された『One Thousand Millimeter』。そして、もう一つの主要作がこちら。前半は、浜辺を舞台に、裸の男性（写真家本人？）の身体をモチーフにしたランドスケープが主体。後半は、男女の親密な重なり・交わりを接写した図版が収録されています。当時の時代性を感じさせるアブストラクトな表現と、コントラストや造形に写真家の個性を強く感じさせるコンセプチュアルな一冊です。

＜Related Artists＞ 安井　豊彦 / Toyohiko Yasui、一村　哲也 / Tetsuya Ichimura
＜Condition＞ 本体：カバースレ・ヨゴレ・少キズ
縁少イタミ、その他経年並み