日々の旅

谷口　雅彦 / Masahiko Taniguchi

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日本の写真家・谷口雅彦（1967-）の写真集『日々の旅』。日本ジャーナリスト専門学校研究科に在学中から写真家・丹野章に師事し、1989年『昭和天皇大喪の礼』のスクープ写真で、1990年に毎日新聞ニュース写真年度賞特選を受賞。1992年に写真家・細江英公が主宰する写真教室「CORPUS」に参加し、細江英公に師事。また、フリーの写真家として舞踏家、ストリッパー、ダンサー、舞台女優などの身体表現をしている人達とも作品を制作してきた谷口雅彦。本書は、1995年頃から日記のように撮ってきた作品をまとめた処女作。いろんな女性を同伴した旅のようでヌードもあれば風景もあり、機上も船上もある、そして後半にはストリッパーと思しき女性たちが次々と登場……そんなとりとめのない雑記のようなスナップが展開しますが、旅情に浸るというよりも、男女の物語のような趣があり（荒木流に言えばセンチメンタルな旅）、どこか刹那的な雰囲気も漂います。記憶の断片のようなイメージが連なる叙情的な1冊です。

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＜Condition＞ ジャケット：少ヤケ、本体：経年並み
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