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本書は、日本を代表する写真家である橋口譲二と同じく写真家で評論家及び写真教育者としても名高い柳本尚規の両名によって発起され、後に百々俊二もメンバーに加わった『写真〔人間の街〕プロジェクト'93』のエキシビジョンを機に刊行された写真集。「写真が面白くない」「志を持った若い写真家が少ない」という言葉はもう口にしたくないという思いと、自身の生き方を社会に問うような強い気持ちをもった(若い)写真家を、受け身ではなく自らの手で発掘・紹介しようという思いで始まった本プロジェクト。求めたものは「継続することでしか見えてこない何かを追い続けたり、人や社会と正面から向かい合おうとする、ストレートな写真」。本書では、小岩勉、権泰完、秋元肇、内田義則、犬飼涼香、上島かおり、長谷部武、若井理江の8名に、橋口、柳本、百々の初期時代の写真、及びインタビュー形式のプロフィールが収録されています。