ひろしま／ヨコスカ Hiroshima／Yokosuka（Signed）

石内　都 / Miyako Ishiuchi

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日本の写真家・石内都。自叙伝的に写し出された初期3部作『絶唱・横須賀ストーリー』『アパート』『連夜の街』で写真家としての評価を確立し、以降「石内の関心は、個々人の生の歴史の重みを読み取ろうと身体に移行しました」（本書より）。手足や傷跡など個人のパーツへと焦点を当て、また、その後は2000年に亡くなった母親の遺品、2008年には広島平和記念資料館所蔵の被災衣裳を撮影した連作『ひろしま』を制作。本書は、2008年に目黒区美術館で開催された展覧会『石内都展　ひろしま／ヨコスカ』の図録となり、70年代後半「ヨコスカ」から2008年の「ひろしま」までの石内の仕事の全貌をたどっています。その情報量は圧倒的で、代表的な出品作品をはじめそれまでに発行された写真集の内容をサムネイルで並べ、そしてこの間に雑誌・単行本に掲載されたものまでを網羅的に掲載。付属したテキストも揃っています。石内と目黒美術館の正木基の対談や美術批評家・土屋誠一や四方田犬彦による論考など書き下ろしのテキストも充実しており、2008年までの石内を全方位的に紹介した一冊となっています。写真家サイン入り。

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＜Condition＞ 本体：経年並み